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マツバラ 「量産品にない高級感を重視」


 ◇瀬戸市新明町 (電)0561・82・6658

 花瓶や抹茶茶わんなどを入れる木箱を主に作る。2代目社長の松原文幸さん(47)=写真=は、会社を設立した父親の勧めで大学を卒業した後、「外の飯を食べることも必要」と、1年半ほど大阪の電機メーカーへ勤めた。

 1997年、社長に就任してから販路を開拓、和菓子やそうめんなどギフト食品や呉服などにも窓口を広げた。海外からの量産品との価格競争に打ち勝つためには「箱にも高級感を持たせるイメージ作りが大切」といい、彩色や文様を刻印し、小タンスや飾り棚用などとして、付加価値をつけた製品作りを行っている。

 インドネシアのファルカタ材や中国のキリ材などの木材が高騰していることも悩ましい。「中国の好景気が影響しているため、コスト吸収が厳しい」と松原社長はいう。「今後は、すそ野を広げるため、高級包装材として提案できるよう積極的に営業活動をしたい」と強い意欲をにじませた。(青山正敏)

 ・1972年設立 従業員8人
 ・木箱などの木工品製造

(2007年3月9日  読売新聞)
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